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第18回国民文化祭・やまがた2003 ドキュメンタリー映画フェスティバル

Program 3
日本パノラマ


YIDFF '91からの本プログラムは、形を変化させながらも、日本の新しい映画と作家を発掘する試みを続けている。今回は、国民文化祭にところを移しての開催となる。


(うち)をせかさんといて! ―ある不登校少女の「記録」―

Don't Push Me! --Record of a Truancy Girl

- 渡辺崇
2002/ビデオ/45分

不登校少女が、演劇を通して社会や人との関わりを取り戻してゆく姿を丹念に記録していく。共に演劇を作っていく仲間たちもまた、同じ悩みを抱えていた。同時に、制作する作家自身の探求や確認にもなっていく。



- 朝昼晩ごはん

My Life Is White Rice!

まんまさちこ
2003/ビデオ/18分

白いごはんのなんとも懐かしい優しさを、コミカルに愛おしむ。しかし、日本の象徴とも言えるごはんは、それだけではない複雑な顔を持っていた。梅干しを真ん中に入れただけで、キナ臭い匂いまでしてくるのは、考え過ぎだろうか。日本を問う?!



- エロティック・煩悩ガール

Erotic/Girl of Worldly Desire

山内洋子
2002/ビデオ/20分

「本当に逢いたい人に出会うため、私は寺に修業に行った」。ファザーコンプレックス、母への想い、友情、そして恋愛。揺れ動く人恋しい女の子の心情をPOPに、時にしっとりと綴った私映画。



- アントニオの告白

Confession of Antonio

本多宗一郎
2001/ビデオ/57分

全編格闘技のド迫力で押しまくる作品だが、アントニオの告白が挿入され、静と動を際立たせてゆく。汗まみれの肉体感覚と虚構が入り交じり、リアルの、そしてドキュメンタリーの本質に迫る!?



- 一人デモ

A Sole Demonstration

安藤久魚
2001/ビデオ/94分

自分探しの旅先で出会った街の演芸劇場。そこは、まるでタイムスリップしたような空間だ。そこに集まる役者や裏方、そして観客の雑多な魅力に触れ、しだいにのめり込んでいく。



- 戦争が終わって僕らは生まれた

We Were Born after the War

荒木真登、マティス・二ューバーガー
2001/ビデオ/79分

カナダの語学留学先の学校でドイツ人の友人から、日本の南京大虐殺に関する問いかけをされたところから、ふたりの共同製作が始まった。現代東西の若者が、日本、中国、ドイツなどへの重い探求の旅から見えてきたものは……。真正面から戦争、侵略、歴史教育などを問う。



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