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きみが死んだあとで

Whiplash of the Dead

- 日本/2021/日本語/カラー/デジタル・ファイル/200分

監督、編集、製作:代島治彦
撮影:加藤孝信
音楽:大友良英
提供:代島治彦

1967年10月8日、ヴェトナム反戦を唱えた第一次羽田闘争で山部誌コが命を落とした。本作は、元同級生や遺族の声を拾い、山浮フ死が彼らに与えた悔恨と奮起、そして彼らが身を投じた学生運動の記憶を掬い取る。個々の記憶を通し「あの時あなただったらどうしたか」「いまあなたならどうするか」を深く問いかける。



- 【監督のことば】1960年代から70年代に日本で起きた「政府権力への異議申し立て運動」を主題とする“記憶映画”を連作してきた。その運動の原点は敗戦後のアジアに対する戦争責任問題であり、サンフランシスコ平和条約締結後の対米従属問題だった。その連作の3本目が『きみが死んだあとで』である。ヴェトナム反戦闘争のなかで18歳の大学生が死んだ。もしも彼が蘇って、いまの日本の姿を見たら……。


- 代島治彦

1958年、埼玉県生まれ。『三里塚のイカロス』(2017)で毎日映画コンクール・ドキュメンタリー映画賞受賞。他の監督作品に『まなざしの旅 〜土本典昭と大津幸四郎〜』(2010、YIDFF 2011)『三里塚に生きる』(2014、YIDFF 2015)『まるでいつもの夜みたいに〜高田渡東京ラストライブ〜』(2017)がある。