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屠場を巡る恋文

Love Letter to a Place Called Slaughterhouse

- 日本/2013/日本語/カラー/Blu-ray/33分

監督、撮影、編集:久保田智咲
協力:武蔵野美術大学映像学科、全芝浦屠場労働組合、千葉県食肉公社
提供:久保田智咲

東京・品川駅から徒歩3分のところに、日本最大級の食肉処理場がある。高層ビルが立ち並び、人々が忙しく行き来する街の一角で、毎日何百頭もの牛と豚が血を流し、肉になる。動物の死を扱う場所。そこには、流れる血や糞尿にまみれながら、歴史や差別と向き合う屠夫がいる。屠場で働くとはどういうことなのか。屠夫たちの思いを見つめていく。



-【監督のことば】流れる血や糞尿、肉に囲まれながら歴史や差別と向き合う人がいます。屠場で働く方々の思いは様々ですが、限りある時間のなかで、愛を頼りに、哀しみも喜びも背負って働く名もない屠夫が、その家族が、今日もどこかにいるのだと思っています。この作品は、そんな屠夫たちに支えられています。協力してくださった多くの方々に、深い感謝の気持ちでいっぱいです。


- 久保田智咲

長野県生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。在学中、ホームレスや動物愛護をテーマにドキュメンタリーを撮る。現在は、クリエイティブネクサスでテレビ番組の制作に携わる。本作は卒業制作展で優秀賞、フジテレビ主催の学生映画祭「Student Films 7 in ODAIBA」で上映される。