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ミラノ大学 プログラム1

変わるかもしれない

Maybe Things Will Change
Magari le cose cambiano

2009/イタリア語/カラー、モノクロ/62分
監督:アンドレア・セグレ

ネダは50歳。生粋のローマっ子だが、現在は郊外の新興住宅地、ポンテ・ノーナで暮らす。18歳のサラは、同地区で高校に通える数少ない女の子だ。ネダとサラの話を通して、住宅建設ばかりが進む地域を覆う政治的暗躍が浮かび上がる。



- グッドBuyローマ

Good Buy Roma

2011/アラビア語、スペイン語、イタリア語/カラー、モノクロ/50分
監督:ガエターノ・クリヴァロ、マルゲリータ・ピサーノ

長いこと閉鎖・放置されていたポルト・フルヴィアーレ通り12番地のビル。時間をかけて修理を重ね、2003年6月から約100家族がここに住み、8年の間に40人余りの子どもが誕生した。この古いバラックは、単なる家というだけでなく、小さな町とも言えるような場所となった。


ミラノ大学 プログラム2

- マイ・マルボロ・シティ

My Marlboro City

2010/イタリア語/カラー/50分
監督:ヴァレンティーナ・ペディチーニ

イタリア南部の都市ブリンディジは、長年、煙草密売の重要拠点とみなされてきた。監督は、過去から何が残されたか、未来に何を期待すべきかを見出すため、この生まれ故郷に戻る。映画では、世代の異なる4人の生活や言葉から、「マルボロ・シティ」の正体が明かされる。



- ドブレ・フォルツァ

Doble Forza

2008/スペイン語/カラー/30分
監督:ロレンツォ・トリポディ、マヌエラ・コンティ

アラマーは、1970年代、ハバナ郊外に、ソ連から受け継いだ単純なプレハブ技術をもとに、32人の住民により造られた都市である。今日、アラマーの人口は10万人を数える。映画は、単調な区画の公共空間で展開される日常生活を記録する。



- 夏が過ぎゆく

Summer Flies Away
L' estate vola

2000/イタリア語/カラー/18分
監督:アンドレア・カッチャ

ミラノ、夏。壁と忘却する人々の目の間で、何を見ようか選ぶことなく、また理解もできない誰かの視線が動く。世界の壁に向かって上下にひっきりなしに投げつけられる視線。そしてある視線は生き残る。



- 42 ― ある建物世界からの物語

42--Stories from a Building-World
42--storie da un edificio mondo

2009/イタリア語/カラー/18分
監督:フランチェスカ・コーニ、ドナテッロ・デ・マッティア

「42」はミラノのよく知られたブリニー通り42番地の建物についての日記である。そこでは秘められた親密さとともに、日々の生活の鼓動が聞こえてくる。この建物は家であり街でもある。通常と例外、夢の触媒をするものであり、同時に悪夢を作り出すものでもある。