未来への映画便
協力:リュサス国際ドキュメンタリー映画祭、Documentaire sur grand écran
企画協力:アンスティチュ・フランセ日本
●10月8日[日]10:00 [会場]CS 山形市民会館小ホール
映画を見ることは、自分を超えた存在と出会い、驚き、他者に思いを馳せる体験に他ならない。映画からの声、それに対する応答が、いつかどこかで誰かに、特に若い人々に届くことを願って――YIDFF では、高校生チームによるドキュ山ユースの活動に加えて、若年層を対象とした鑑賞プログラムやワークショップを実施している。今回の映画祭では、不自由な世界のなかで生の輝きを放つ子どもを描いたオランダ出身のヨハン・ファン・デル・コイケン(1938−2001)による短編作品を上映し、鑑賞ワークショップを行う。
- ヘルマン・スローブ 目の見えない子ども 2
Herman Slobbe / Blind Child 2 - オランダ/1966/29分
監督:ヨハン・ファン・デル・コイケン Johan van der Keuken
エネルギーに満ち溢れた盲目の少年ヘルマン。彼は、自らの置かれた環境と闘うために必死で音を探し、さまざまな課題に取り組む。ある時、彼はマイクを握り、映画のレポーターとなる。
- ベッピー
Beppie - オランダ/1965/38分
監督:ヨハン・ファン・デル・コイケン Johan van der Keuken
アムステルダムの労働者階級出身の少女ベッピーは10歳。陽気で機知に富む彼女は、数か月にわたる冒険を映画監督に語る。人生、死、テレビ、愛、お金について……。
1938年アムステルダム生まれ。12歳より写真を撮り始め、1955年に写真集『We are 17』を発表。奨学金を受けてフランスの高等映画学院(IDHEC)に学んだ後、長短編あわせて約60本の作品を制作し、ヨーロッパを代表するドキュメンタリー映画作家としての地位を築く。『井戸の上の眼』 (1988)は、YIDFF '89のコンペティション部門優秀賞受賞。YIDFF '97では『アムステルダム・グローバル・ヴィレッジ』(1996)がコンペティション部門に選出。映画批評、写真家の領域でも活躍。2001年没。
〈高校生・大学生・専門学校生向け無料映画鑑賞〉
高校生・大学生・専門学校生の方は、本プログラムの作品を無料で鑑賞することができます。
大学生・専門学校生の方は以下のフォームからお申し込みが必要です。
高校生の方は学生証をご提示いただくことで、山形国際ドキュメンタリー映画祭2023の上映作品をすべて無料でご鑑賞いただけます。
- [上映日時]
- 10月8日[日]10:00−11:08
- [申し込み]
- フォームを送信してください 申し込みフォーム
- [申し込み日程]
- 9月15日[金]10:00−10月1日[日]18:00
※一般の方は、他のプログラムと同様に、チケット購入ないしは映画祭パスにて作品をご覧いただくことができます。(申し込み不要)
鑑賞ワークショップ
ちらしダウンロード(PDF、1.2MB)
映画を見た後に、その日初めて出会う参加者が言葉を介して一緒に作品を振り返ってみると、どのような鑑賞ができるでしょうか。一人で見るのとは違う楽しみかたを体験してみませんか? けっして難しいワークショップではありません。ふだんから映画をたくさん見ている人もほとんど映画を見る習慣のない人も、まずは作品を見て、感じたことを具体的に言葉にしてみることからスタートしましょう。
※作品はすべて日本語字幕が付きます。ワークショップは通訳有り。
鑑賞ワークショップにご参加いただく場合は、高校生・大学生・専門学校生ともに必ず下記のフォームからお申し込みください。
- [ワークショップ日時]
- 10月8日[日]11:15−12:30
- [申し込み]
- フォームを送信してください 申し込みフォーム
- [申し込み日程]
- 9月15日[金]10:00−10月1日[日]18:00
※お申込みいただいた方には、映画祭開催が近づきましたらメールにて連絡を差し上げます。
- [定員]30名
- [ワークショップ講師(ファシリテーター)]
- クリストフ・ポスティック(リュサス国際ドキュメンタリー映画祭共同アーティスティック・ディレクター)
ニシノマドカ(映画作家) - [問い合わせ]
- 認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭(山形事務局)
phone: 023-666-4480 fax: 023-625-4550 e-mail: info@yidff.jp