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事務局より

2026-05-27 | カンヌ国際映画祭併設映画見本市「マルシェ・デュ・フィルム」参加レポート

 2026年5月、カンヌ国際映画祭と併せ、世界最大級の映画見本市「マルシェ・デュ・フィルム(Marché du Film)」が開催されました。
 山形国際ドキュメンタリー映画祭は今年、マルシェ・デュ・フィルムのドキュメンタリー部門に当たる「カンヌ・ドックス(Cannes Docs)」のパートナーフェスティバルとして参加しました。
 また、副理事長の藤岡朝子は、ドキュメンタリー企画のショーケース「Docs-in-Progress」で審査員を務め、山形から参加したスタッフも、それぞれ世界の映画関係者や制作者たちと面談、交流の時間を持ちました。

 5月14日には、マルシェ・デュ・フィルムに設置された日本パビリオンにおいて、山形市創造都市推進協議会、山形市、当映画祭と、フランス・カンヌ市の共催で、山形市の映画文化やその魅力を世界にPRする〈やまがた創造都市国際会議2026〉が開催されました。
  会議内のシンポジウムでは、理事の阿部宏慈がパネリストとして、藤岡がモデレーターとして参加し、全体の運営を理事の岡部愛が担当しました。

 阿部のほか、新作『急に具合が悪くなる』が、今回のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品された映画監督の濱口竜介さん、今年2月に「やまがたアーティスト・イン・レジデンス」に参加し、山形に滞在した、スロヴェニアの映画プロデューサー マリーナ・グムジさん、カンヌ市文化部ディレクターのモド・ボワサックさんが登壇し「映画の活力 都市の活力/ユネスコ創造都市 山形とカンヌ」というテーマでプレゼンテーションやディスカッションが行われました。

 当日は、阿部からユネスコ創造都市やまがたと当映画祭の取り組みについて紹介があり、さらに今年2・3月に山形市で新作長編映画の撮影を実施した映画監督の三宅唱さん(YIDFF 2015 日本プログラム『THE COCKPIT』監督)からのビデオメッセージで、撮影地としての山形の魅力が大いにアピールされました。

 その後、当映画祭に、観客、上映作家(YIDFF 2011で『なみのおと』、YIDFF 2013で『なみのこえ』『うたうひと』を上映)として計3回参加した濱口監督が当映画祭の特徴について言及されました。
  濱口監督は、観客として参加した2003年の当映画祭を振り返りながら、当時鑑賞したジャン・ユスターシュ監督の『ナンバー・ゼロ(1971)について「この作品を観ていなかったら、現在作っているような映画を撮っていないのではないかという気がする」と述べ、さらに「非常に稀な映画祭だと思う。作品の質が高く、地域や映画人、観客とのつながりを育て続けている、そういうプログラムを作り続けている映画祭というのは日本で有数であるし、これほど濃密な体験を与えてくれる映画祭は他にない」と語ってくださりました。

 会議には、山形市やカンヌ市と同じく、ユネスコ創造都市ネットワークに「映画」分野で加盟認定されたローマ市の創造都市担当者や、国内外の映画関係者ら100人にご来場いただき、会場は超満員となりました。
 ご来場、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 やまがた創造都市国際会議については、その様子を写真などで紹介するパネル展示会が、6月に、やまがたクリエイティブシティセンターQ1(山形市本町)にて開催される予定です。
 お近くの方はぜひ足をお運びください。

 


やまがた創造都市国際会議2026
映画の活力 都市の活力/ユネスコ創造都市 山形とカンヌ

主催:山形市創造都市推進協議会、山形市、NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
共催:カンヌ市
報告パネル展示会
[開催期間]62日[火]−30日[火]9:00−17:00 ※月曜日を除く
[会場]やまがたクリエイティブシティセンターQ1 地下プロジェクトスペース
[料金]入場無料・申込不要

詳しくはこちら ユネスコ創造都市やまがた Webサイト:やまがた創造都市国際会議2026