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アジア千波万波 [バングラデシュ]

砂と水

Sand and Water
Jibon Jole-Bele

- バングラデシュ/2002/ベンガル語、英語/カラー/ビデオ/109分

監督、撮影:シャヒーン・ディル・リアズ
編集:ディートマール・クラウス
録音:ヴォルフガング・アムライン、カムルール・ハサン・コスル
製作:コンラード・ヴォルフ映画テレビ学校
製作会社、提供、配給:ソニマージ
Sonimage
BANGLADESH: House No. 7, Road No. 9A, Sector No.7 Uttara, Dhaka 1230
GERMANY: Codowieckistrasse 6/1, 10405 Berlin
Phone: 49-30-44035081 Fax: 49-1212-5-286-31-841
E-mail: dill-riaz@web.de URL: www.sonimage.de

モンスーンの季節は見渡す限り水に覆われ、冬には沙漠のような風景に変わるジャムナ川の中洲。厳しい自然環境にも関わらず、よそへ移住することを望まないチャウラ族の人々の表情は明るい。「空気はいいし、村人たちは仲がいい」と小舟の上で歌う青年。乾季には1日100回以上も壷で水を運ばねばならないというのに、一家はスイカ割りで沸く。水害の悲惨な国として描かれることの多い祖国バングラデシュをドイツ留学したバングラデシュ人監督が幸せの情景として描く。



-【監督のことば】『砂と水』は、バングラデシュ本土の人々が“死の楽園”と呼ぶ場所への旅。私は、このはかない世界を詩的な映像で綴りながら、パーソナルな視点から描こうとした。その過酷さにも関わらず自然と共存しようとする人々の世界だ。


- シャヒーン・ディル・リアズ

1969年、バングラデシュ、ダッカ生まれ。1988年よりバングラデシュにてフィルム・ソサエティの一員として活動し、1991年までダッカ国際短編映画祭のオーガナイザー。1980年代後半には、ダッカのショート・フィルム・ムーブメントに積極的に関わった。1989年から1991年まで、ダッカのドイツ文化センターでドイツ語を学び、1992年2月ベルリンの同団体から奨学金を受けてベルリンへ渡り、それ以来ドイツで暮らしている。1994年までベルリン自由大学にて美術史、インド美術史、演劇学を専攻し、その後ポツダム=バーベルスベルクのコンラード・ヴォルフ映画テレビ学校映画撮影学部で学び、2002年2月修士号を取得。作品歴には、『One Day, Everyday』(1995)、『Eye Hears, Ear Sees』(1998)がある。


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