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アジア千波万波 [香港、アメリカ]
円のカド
The Circle's Corner
圓本是角
香港、アメリカ/2002/広東語/カラー/ビデオ/31分
監督、脚本、編集、製作:林健雄(ラム・キンホン)
撮影:葉堅耀(イップ・キンイウ)
ナレーター:林盤桂(ラム・プーンクワイ)、李靜芬(リー・ジンフェン)
提供:林健雄(ラム・キンホン)
Lam Kin-hung
2/F, 23 Hak Po Street, Mongkok Kowloon HONG KONG
Phone: 852-9217-6807
Fax: 852-2384-3291
E-mail: squarebowl@yahoo.com.hk
写真出身の監督が香港の町並みを固定カメラでとらえる。市電から、湾を見下ろす展望台から、高架下で、本屋の一角で、墓地からビル街を仰ぎ見ながら……。昼、夜とさまざまにフォトジェニックな香港の映像に、町の音。ときどき挟まるナレーションは、耳の聞こえない男性、唖(おし)の青年、盲目の少女、それぞれの視点から感じた香港を語る。抑制されたトーンは、ラスト近くのふとしたいたずらで崩される。新たな“円”の登場だ。16mmで撮影し、ビデオで完成させた作品。
【監督のことば】この作品は、目の見えない人、口の利けない人、耳の聞こえない人という三者の視点からなじみのある場所を写しだす。老年、中年、若者層を代表しながら、この三者は自分たちの人生経験を観客と分かちあい、まったく新しい映画体験の世界へと観客をいざなう。『円のカド』には、これといった登場人物はいない。それどころか、主人公もいない。しかし作品は、見慣れた光景を映し出す。素朴かつ意外な撮影方法、ボイス・オーバー、現場の音、そして日本語と英語の2カ国語字幕により、『円のカド』は映画表現の新しい視点を生み出す。
林健雄(ラム・キンホン)
香港生まれ。1995年、香港理工大学で写真デザインの学位を取得後、フォトジャーナリストとして活動。2001年にカリフォルニア芸術学院フィルム・ビデオ学部で修士号を取得。『円のカド』は初のドキュメンタリー作品。
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