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    小川紳介が取り組もうとしていた山形県大蔵村のフィリピン花嫁。小川の死により映画は中断したが、テスト用に撮影された『肘折物語』をYIDFF 2005のオープニングで上映。また、同じフィリピンから日本に移り住んだ女性たちを描きYIDFF '99アジア千波万波で特別賞を受賞した『メイド・イン・フィリピン』を上映する。


    YIDFFオープニング上映
    肘折物語

    Hijiori Story

    - 日本/1992/日本語/カラー/16mm/18分

    監督:小川紳介
    撮影:加藤孝信
    編集:小川紳介、田村正毅、土本典昭
    整音:浅沼幸一 現場録音:栗林昌史
    製作:伏屋博雄
    製作進行:白石洋子、阿部ひろ子
    出演、協力:森繁哉 提供:白石洋子

    小川紳介は山形県大蔵村のフィリピン花嫁を題材に新たなドキュメンタリー映画づくりを模索していた。スタッフを一から育てることを目指していた小川は、撮影の腕試しを兼ね肘折温泉の情景を撮影。いずれは本格的撮影に入るつもりだったが、病状回復の兆しなく実現しなかった。小川の死後、アテネ・フランセ文化センターを会場にした「小川紳介とお別れする会」で上映するために、土本典昭が最終的に手を加えて完成したラッシュの粗繋ぎフィルム。このフィルムは“作品”として完成したものでないことをお断りしておく。



    メイド・イン・フィリピン

    Made in the Philippines, To Fukuoka with Love
    Mula Pabrika Hanggang Fukuoka

    - フィリピン/1999/フィリピン語、日本語、英語/カラー/ビデオ/84分

    監督、撮影、録音:ディツィ・カロリノ、サダナ・ブクサニ
    脚本、製作:ディツィ・カロリノ
    編集:ノノイ・ダディバス、ディツィ・カロリノ
    音楽:ロニー・ケサダ 製作会社:ドキュプロ
    提供:山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー

    フィリピン人女性労働者についてのドキュメンタリー。エルザは衣類の搾取工場で長時間働き、夜はピケラインで過ごし、合間に家族の団欒をもつことはほとんどできない。福岡で3人のフィリピン女性が“ジャパゆき”という言葉に新たな意味を与える。日本人男性と結婚した人もいるなか、エミリー、マーリーン、ケイは福岡の歓楽街でエンターテイナーとして働く自分たちの物語を語る。