リック・ソルト ― 僕とばあちゃん
Lick Salt--A Grandson's Tale
カナダ/2006/英語/カラー、モノクロ/ビデオ/78分
監督、脚本、撮影、編集、製作:ライアン・フェルドマン
製作会社、提供:RyFe・プロダクションズ
祖母セシルと仲たがいする父から、交際を固く禁じられていた息子ライアン・フェルドマン監督。15年ぶりに祖父の葬式でセシルと顔を合わせ、ふたりは交流を再開する。老境にあるユダヤ人老女の天真爛漫な個性、死への不安やおびえ、写真に語りかけて写っている人物のために食事を用意するなどの認知症からくる妄想。一方、セシルに何かと頼りにされ手を焼く監督自身は、居場所を求め転職や引越を繰り返し、将来への不安な心情が露わになっていく。
【監督のことば】私にとっては、映画がすべてを物語る。言葉で表現することはできない。だからこそ、私はこの映画を作ったのだろう。『リック・ソルト』を撮影した4年間で、私と祖母セシルとの関係は様々に変化した。ふたりは、まったくの他人で、友人で、肉親で、教師と生徒で、即興コメディ・コンビで、共犯者で、同志だった。彼女を知っていくのはとても楽しかった。みなさんにも同じように楽しんでもらえたらと思う。
ライアン・フェルドマン
トロントに拠点をおくインディペンデント映像作家。
シェリダン大学メディアアート学科を卒業。デビュー作『Eulogy/Obverse』(1999)は数々の国際映画祭で上映され、1999年モントリオール世界映画祭の実験映画賞、テレビ・オンタリオ主催テレフェスト・コンペティションのジェイ・スコット賞(全体として最も優れた作品に与えられる賞)をはじめ、数多くの賞を獲得。第2作『Folk』(2002)は2002年トロント国際映画祭でプレミア上映され、シネマテキサス国際短編映画祭で審査員特別賞、ハノーヴァー・アップ・アンド・カミング国際映画祭で大賞を受賞。初の長編ドキュメンタリー『リック・ソルト』は2006年シネマ・デュ・レール国際ドキュメンタリー映画祭(パリ)でプレミア上映された。
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