English
[韓国]

私の非情な家

My No-Mercy Home
잔인한 나의, 홈

- 韓国/2013/韓国語/カラー/Blu-ray/75分

監督、脚本、編集、ナレーション:アオリ
撮影:アオリ、ジュンボク
録音:イ・ソンジュン
音楽:チェ・ギョンフン(SLOW FUZZ)
美術:キム・ジヘ
製作:ジミン、イウン
配給:CinemaDAL www.cinemadal.com

自分の話を聞いてほしいと監督に声をかけたイルカは、中学時代に父親から性的暴行を受けていた。父親をかばう母親や親族たちに心が折れそうになりながらも、家族と一緒に住む二人の妹を守るため、また何より自分自身を取り戻すために父親を裁判にかけたイルカ。学業と生活を何とか両立させ、彼女を信じてともに闘う支援団体の人たちや監督に見守られながら、法廷の証言台に立つ。



【監督のことば】私たちの社会では、家族は誰の介入も許さない聖域だ。ドメスティック・バイオレンスをはじめ、あらゆる家庭内の問題が隠蔽されてきた。この問題のあるシステムが確立したのは、家長に強すぎる権限を与えてきた結果だ。そこでは問題解決のための基本的な行動を取ることさえ難しい。家父長制の家庭は小さな王国で、父親がすべてを支配している。この映画は、家庭内の性的虐待はなぜ起こるのか、なぜ阻止することができず、法律も力を持たないのかという問いに対し、独自の、意味ある答えを提示することを目指している。


- アオリ

ミュージックビデオの助監督として働いていたとき、音楽ドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を観て感銘を受ける。MediACTで独立ドキュメンタリー制作のコースを修了後、女性の権利を扱ったドキュメンタリーを撮ることを通して一人の人間になる道を歩んでいる。