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ドラマティック・サイエンス! 〜やまがた科学劇場〜


 さあさあ、寄ってらっしゃい! 見てらっしゃい! 自然の神秘・生命のメカニズム・果てしない宇宙……数々の不思議に挑んだドラマティックな科学映画が大集合! 魅惑の映像美、息を呑むスペクタクル、そして感動のドラマ! 子供も大人もドキドキ・ワクワクできる“科劇”な世界へようこそ!

会場:フォーラム4


A 科学という芸術:ジャン・パンルヴェの愉快な世界

フランスで200本以上の科学映画を製作したジャン・パンルヴェ(1902〜1989)。「科学はフィクションである」を信条に描いた、美しくて楽しい自然界!

『タツノオトシゴ』1934
『四次元』1937
『吸血コウモリ』1939-45
『ウニ』1954
『エビのはなし』1964
『タコの性生活』1965
『アセラ、または魔女の踊り』1972
『液晶』1978

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B サイエンスの胎動:ドイツ・ウーファ(UFA)社文化映画選

1920〜30年代に高いレベルの学術映画を生み出し、世界各国の映画人・文化人に影響を与えたウーファ社の“クルトゥーアフィルム”から、戦前日本に輸入された科学映画をセレクト。

『緑の放浪者』1933
『生命の神秘』1937
『夜の猛禽』1936
『レントゲン線』1937
『低温』1937

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C 生命(いのち)のコスモロジスト:樋口源一郎の100年

山形県天童市に生まれ、90代まで映画を作り続けた樋口源一郎監督(1906〜2006)の追悼特集。生物の進化の謎を「動く絵」で追求した“研究する映画作家”の軌跡!

『長崎の子』1949
『声なきたたかい ―まつけむしの一生―』1955
『女王蜂の神秘』1962
『真正粘菌の生活史 ―進化の謎・変形体を探る―』1997

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D 日本傑作選1:見る・知る・わかる!

「百聞は一見に如かず」のことわざ通り、目にしてナットクなプログラム。

『サイエンスグラフィティ ―科学と映像の世界―』1984/堀越慧
『真空の世界』1953/中村麟子
『自然界のつりあい ―動物の数は何できまるか―』1972/布村建
『極限の世界 ―超高圧・超低温・超強磁場―』1987/小川博孝

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E 日本傑作選2:天然の美

雪の結晶、細胞分裂など、自然が生み出す美しい造形に見とれるプログラム。

『雪の結晶(戦前版)』1939/吉野馨治
『かえるの発生』1955/吉田六郎
『マリン・スノー ―石油の起源―』1960/野田真吉、大沼鉄郎
『The BONE II』1986/小林米作、金子文雄
『一粒の麦』1962/松川八洲雄

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F 日本傑作選3:生きものの記録

動物や昆虫の知られざる生態を、カメラと辛抱強いスタッフが解き明かす!

『蝉の一生』1936/太田仁吉
『或日の干潟』1940/下村兼史
『もんしろちょう ―行動の実験的観察―』1968/羽田澄子
『オランウータンの知恵』1960/藤原智子、山口淳子

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G 日本傑作選4:宇宙大作戦!

「目で見えない世界」を見るために、日本の科学界&映画界が挑んだ70年の軌跡!

『黒い太陽』1936/三木茂
『ペンシル・ロケットとベビー・ロケット』1955/東大生産技術研究所
『X線天文学への道』1968/矢部正男
『3万kmの瞳 ―宇宙電波望遠鏡で銀河ブラックホールに迫る―』2005/牧口光郎

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H 日本傑作選5:身の回りの科学

私たちの日常にも科学的なスクープが! 意外と知らない知識が身につくプログラム。

『潤滑油』1960/竹内信次
『こわす』1973/定村武士
『ものとその重さ』1969/後藤一郎
『胃 ―巧妙な消化のしくみ―』2006/武田純一郎、玉井潤