
日本の軍需産業として有名な中島飛行機の紹介映画。巻頭に「本土決戦の秋! 敵弾を壕に避け砲弾と爆煙の中から敢てこの映画を航空機生産の職場に殉ぜし産業戦士諸君の霊に捧ぐ」と字幕が出る。米英撃滅のため、つまり航空機増産のために職員の団結強化を訴える作品。腕は未熟だが熱心に働く少年工や、増産態勢に不満気な熟練工の姿が、対比的に描かれている。敗戦間際の45年8月に完成したため、上映目的と機会を逸し永らく忘れられていたが、プリントの所有者がフィルムセンターに寄贈、50年以上を経てようやく1997年に上映された。