>> 2011カタログ

特別招待作品
出稼ぎ東京 名前のない男 圧殺の森　高崎経済大学闘争の記録 まなざしの旅　土本典昭と大津幸四郎 アフガニスタンから遠く離れて（10月版）

名前のない男

Man with No Name
无名者

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中国、フランス／2009／ダイアローグなし／カラー／ビデオ／96分

監督：王兵（ワン・ビン）
提供：王兵、ギャラリー・シャンタル・クルーセル（パリ）
協力：ムヴィオラ、イメージフォーラム

『鉄西区』と『鳳鳴（フォンミン）― 中国の記憶』で過去にYIDFFのグランプリを2度受賞した王兵の新境地。初の劇映画『無言歌』のロケハン中に遭遇した男の1年間の記録。

　名のない場所で名のない男がひとり洞穴に住んでいる。社会や文明に背を向け、人との交流もなく、畑を耕し雨水や牛糞を集めて野菜を作っては調理して食べる。季節が変わりゆく中、肉体の生存という使命に淡々と向かう。

王兵（ワン・ビン） 1967年生まれ。魯迅美術学院で写真を専攻。1995年に北京電影学院撮影学科入学。初の長編ドキュメンタリー『鉄西区』（2002）が2002年ベルリン国際映画祭で上映された後、YIDFF 2003 をはじめリスボン、マルセイユなどのドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞する。2作目の長編『鳳鳴（フォンミン）― 中国の記憶』（2007）はカンヌ国際映画祭で初上映され、YIDFFでもグランプリを受賞した。最新作で初の長編劇映画『無言歌』（2010）はヴェネチア国際映画祭で上映され、大きな話題を呼び、2011年12月に日本一般公開を控える。