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天竜区奥領家大沢 別所製茶工場

Tenryu-ku Okuryoke Osawa: Bessho Tea Factory

- 日本/2014/日本語/カラー/Blu-ray/64分

監督:堀禎一
制作:内山丈史
提供:アテネ・フランセ文化センター

静岡県浜松市の最北部にある急峻な山の中腹、標高740mに位置する斜面集落、大沢集落。眼前に麻布山を望み、深い谷の底を流れる白倉川の清流を見下ろす美しい眺望を持つ。そこで5月後半、新緑の季節に行われる大沢の急勾配での茶摘み、そして製茶までの工場での加工の様子を静かにとらえる。



- 【監督のことば】以前より山に暮らす人々と接し、話を聞かせていただく機会があり、できれば山の生活をテーマにした映像作品を制作してみたいと考えていました。大沢は木地師が拓いたと伝えられています。大蔵映画の初代社長の大蔵貢もまた木地師の血を受け継いでおり信州の南木曽なぎその出身、最初にお世話になった小林悟監督も信州の浅間温泉出身で、大沢にお世話になることに奇縁を感じています。(監督の制作資料より)


堀禎一

1994年に『おてんとうさまがほしい』に関わる。大蔵映画に入社後、助監督を務めるなど下積み生活を送り、2003年に『宙ぶらりん』で初監督。ピンク映画を3本制作し、07年には『妄想少女オタク系』で一般映画デビューした。「天竜区」シリーズは、堀による初のドキュメンタリー作品となった。最新作『夏の娘たち 〜ひめごと〜』(2017)はポレポレ東中野で公開後、各地で上映され好評を博した。同劇場で2017年に開催された作品特集の最中に倒れ、7月18日に急逝。