ウッチを走る“炊き出しバス”は、ホームレスに温かい食事を提供するために、日夜、活動している。ここでは配膳をおこない、働くのもシェルターで暮らすホームレスたちだ。「ドラマと見まがうようなドキュメンタリー」という形容がふさわしい内容ではあるが、本作の結末はドラマチックではなく、あまりに残酷でドキュメンタリー的である。