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アジア千波万波 [台湾]

霧鹿村のリズム

The Rhythm in Wulu Village
霧鹿高八度

- 台湾/2003/北京語、ブヌン語、英語/カラー/16mm/74分

監督:王俊雄(ワン・ジュンション)
撮影:葉銘達(イェ・ミンダー)
編集:陳博文(チェン・ボーウェン)、悅行(ユェシン)
録音:鍾天裕(チョン・ティエンユー)、韋承宜(ウェイ・チョンイー)
製作総指揮:符昌榮(フー・チャンロン)
製作:柯亭竹(クー・ティンジュ)
製作会社、提供、配給:玖玖文化國際有限公司
September Culture International Ltd.
2F No.96, Sec1, Jih Cheng Rd., Shihlin 111, Taipei TAIWAN
Phone:886-2-2833-7531#623 Fax: 886-2-2837-7099
E-mail: sean@team10.com URL: www.team10.com

台湾・東南地方の山深く、先住民ブヌン族の霧鹿村。「この特異な文化もいずれ消えゆくものだと思いませんか?」外から訪れた漢民族の監督はこんなことを聞く。かつて山中に閉ざされた村が、新しい道路の開通で外界にさらされてから、村人は伝統文化を守ろうとブヌン語、音楽、織物などの教育に意識的になってきた。一見牧歌的な暮らしの底に流れる近代社会のジレンマを指摘しながら、村の人の声に耳を傾ける。16mmでていねいに撮影し、全編に音楽が満ちみずみずしい。



【監督のことば】社会的責任を負うドキュメンタリー映画製作者であれば誰でも、自分の作品が何らかの問題解決につながってほしい、という希望を常に抱いている。『霧鹿村のリズム』の撮影前に持っていた問題意識は、山麓への旅が深まるにつれ、次第に変化していった。私たちは現地の人びとの問題を解決することなどできない、と痛感させられたのだった。文化的な衝突による変化は、この民族自身が全員で直視しなければならない運命である。私たちは、場所と人から距離を置いて記録することに決め、個人的な解釈を避け、その場所と人に自ら語らせた。私にとって、この映画製作の経験すべてが、単なるモノ探しの過程ではなく、成長につながる旅となった。


- 王俊雄(ワン・ジュンション)

サンフランシスコ芸術大学大学院にて芸術学修士号(映画製作)を取得。フリーランスの映像作家になる以前は、数多くの作品の製作に関わっており、受賞歴のある『絕地反撃』には助監督として参加。『幻境』(1998)でグレース・ケリー妃賞・助成金を『迷宮』(1999)及び『棉花糖的遊戲』(2002)で政府新聞局主催の年度優秀映画脚本賞をそれぞれ受賞している。『霧鹿村のリズム』は、初の長編ドキュメンタリー作品。

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