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アジア千波万波スペシャル [活動報告]

Part 2 韓国
映画の多様性を保証する文化政策 KOFICとKIFV


- 韓国映画振興委員会
Korean Film Commission (KOFIC)
206-46, Cheongnyangni-dong, Dongdaemun-gu, Seoul 130-010 KOREA
Phone: 82-2-9587-584 Fax: 82-2-9587-592
URL: www.kofic.or.kr

韓国独立映画協会
The Association of Korean Independent Film and Video (KIFV)
B1, Dowon Bldg., 200-23 Dongkyo-dong, Mapo-gu, Seoul 121-200 KOREA
Phone: 82-2-334-3166 Fax: 82-2-334-3155
E-mail: kifv@coincine.co.kr URL: www.coincine.co.kr

-近年、政府の映画産業支援がめざましい韓国。商業映画ばかりでなく、短編映画やドキュメンタリーなど非劇場映画や若手作家への目配りが注目される。韓国映画の推進を司る公的機関KOFICと独立映画製作者を束ねるKIFVから代表を招き、韓国におけるドキュメンタリーに関する政策のありようと実践事業の数々について報告を聞く。KIFVの前会長キム・ドンウォンは、1996年には思想犯についてのドキュメンタリーを作った容疑で逮捕されたこともある。この10年で韓国政府が映画の統制政策から推進政策に転じた変遷の歴史についても検討・発表するセッション。


機関紹介
■KOFICとは?
韓国映画振興委員会(KOFIC)は、中央政府の財源により、国内外における韓国映画の振興を行なう独立機関。映画振興基本計画など映画政策に関する意見提示を民間主導で行うとともに、映画振興金庫の管理・運用から映画振興・産業育成のための調査研究、韓国映画の輸出に関する補助など、韓国映画全般の振興にともなう広範な使命を担う。低予算映画の製作助成、シネマテーク協議会などへの配給助成、メディア・センターの設立、外国語字幕制作費の助成、国内の国際映画祭や国外の韓国映画特集上映の補助など。韓国ドキュメンタリーについての書籍出版や本映画祭への韓国映画スタッフの渡航費に対しても助成を行なっている。

■KIFVとは?
韓国のインディペンデント映画やビデオの推進を目的に、1998年に創立された韓国独立映画協会 (KIFV) 。フィクション、ドキュメンタリー、アニメーション、実験映画やビデオ作品を作る個人やグループなら誰でも加入できる。独立映画の公共政策の作成、定期上映会の運営、季刊誌「韓国独立映画」の発行、情報交換を推進する。当協会は2002年5月に創設されたばかりのソウルのメディア・アクセス・センター(MediACT)の運営を担当する。ここでは一般市民が映画製作の機材を借りたり、メディア・リテラシー教育に触れることができる。さらに、KIFVは2001年より始まったソウル独立ドキュメンタリー映画&ビデオ・フェスティバル(SIDOF)の支援をしている。

 

ゲスト
- キム・ヘジュン

KOFIC事務局長



キム・ドンウォン

KIFV前会長、今回のYIDFFには「アジア千波万波」の審査員として参加。[プロフィール


司会
- 石坂健治

1960年、東京生まれ。国際交流基金アジアセンター専門員。1990年より50を超えるアジア映画上映会を企画運営。主なものに「インドネシア映画祭1993」「2001韓国映画プロジェクト」「イスラムの映画、映画のイスラム」「タイ映画祭2003」などがある。明治学院大学講師。1999年韓国芸術綜合学校招請教授。原一男著『踏み越えるキャメラ』の編者を井土紀州とともにつとめた。


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