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Program 10  リールの中のハプニング



YIDFF 2025 オープニング作品
解体美術館

Breaking it Up at the Museum

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1960/モノクロ/デジタル・ファイル(原版:16mm)/8分

監督、編集:D・A・ペネベイカー
映画制作:ボブ・ブリア、ケン・タイナン、シャーリー・クラーク、アルバート・メイズルス、トニー・シュワルツ、マリー・ウィン、 ニック・プロフェレス
提供:ペネベイカー・ヘジダス・フィルムズ

現代美術との協働はダイレクト・シネマの始まりの年にまで遡る。ペネベイカーにカメラを渡された友人たちによる、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の中庭に設置されたジャン・ティンゲリーの機械彫刻の自壊する様子の記録。



YIDFF 2025 オープニング作品
誰かに愛されなければ君は誰でもない

You're Nobody Till Somebody Loves You

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1964/モノクロ/デジタル・ファイル(原版:16mm)/12分

監督、編集:D・A・ペネベイカー
撮影:マイケル・ブラックウッド、ジム・デズモンド、D・A・ペネベイカー、ニック・プロフェレス
提供:ペネベイカー・ヘジダス・フィルムズ

LSD研究を問題視されてハーバードを去り、実験継続のために田舎の邸宅へと退散したティモシー・リアリー。彼とモデルのニーナ・フォン・シュレプルゲの結婚式を、風変わりな列席者たちとともに記録したペネベイカーの小品。



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YIDFF 2025 オープニング作品
カットピース、1964/1965

Cut Piece, 1964/1965

1965/モノクロ/デジタル・ファイル(原版:16mm)/9分

映画制作、製作:アルバート・メイズルス、デイヴィッド・メイズルス
提供:オノ・ヨーコ

フェミニズム・アート・パフォーマンスの基礎を築いた作品として知られるオノ・ヨーコの《カット・ピース》――メイズルス兄弟による本作は、その再々演に際して撮られたドキュメントである。ダイレクト・シネマの作品はどれもそうだが、一見して単純かつ「ダイレクト」に思える本作には、ひとかたならぬ複雑さがそなわっている。



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モンタレー・ポップ

Monterey Pop

1968/カラー/デジタル・ファイル(原版:16mm)/78分

監督:D・A・ペネベイカー
撮影:ジェームズ・デスモンド、バリー・ファインスタイン、リチャード・リーコック、ニック・プロフェレス
編集:ニナ・シュルマン
舞台監督:ボブ・ニュワース
舞台録音:ジョン・クック
現場音声:ティム・カニンガム、ベアード・ハーシー、ロバート・リーコック、ジョン・マドックス、ニナ・シュルマン
コンサート録音: ウォリー・ハイダー、ロバート・ヴァン・ダイク
ユニット・マネジャー:ピーター・ハンセン
製作助手:ポーリーン・バエズ、ペイトン・フォン、ブライス・マーデン
提供:オンリー・ハーツ

歴史的なパフォーマンスが次々と繰り広げられた伝説的な音楽祭、モンタレー・ポップ・フェスティバルの模様をおさめた掌編。ステージと舞台裏を交錯させるその手法――ペネベイカーは演者の真下に位置取りしている――は、のちのロック・ドキュメンタリーのひな型となった。



YIDFF 2025 オープニング作品
プーナイル・コーナーの家(『1PM』からの抜粋)

The House at Pooneil Corners (excerpt from 1 P.M.)

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1971/カラー/デジタル・ファイル(原版:16mm)/8分

映画制作:D・A・ペネベイカー ジャン=リュック・ゴダールとリチャード・リーコックと共に
撮影:ジャン=リュック・ゴダール、リチャード・リーコック、D・A・ペネベイカー
音楽:ジェファーソン・エアプレイン
提供:アダンソニア

ゴダールの『1PM』は、シネマ・ヴェリテとリーコックおよびペネベイカーによるダイレクト・シネマの違いなどお構いなしに両者を混ぜ合わせてしまう。その混淆が頂点に達するのが、このホテル屋上でのジェファーソン・エアプレインによる「The House at Pooneil Corners」の即席パフォーマンス(ビートルズのルーフトップ・コンサートに先駆けること2か月)の場面である。