日泰食堂
Another Home日泰小食
- 台湾、香港、フランス/2024/広東語、北京語、英語/カラー/DCP/83分
監督、脚本:冼澔楊(フランキー・シン)
撮影:冼澔楊(フランキー・シン)、鄧梓健(マイケル・タン)、ジェイソン・M、ヘンリー・レオン
編集:林怡初(リン・イーチュー)
録音:黃年永(エディ・ホアン)
音楽:孫國棟(スン・グオドン)
製作:陳璽文(ステファノ・チェンティーニ)、邱屏瑜(チュウ・ピンユー)、任硯聰(ピーター・ヤム)、グザヴィエ・ロシェ
提供:飛望影像有限公司
香港の離島 長洲にある食堂を舞台に、時代のうねりの中にあ る人々の姿を描く。香港政府に民主化を要求するデモの熱気は、香港島から離れた周縁の島にも伝わり、食堂に集う常連客も無関心ではいられない。ただみつめるしかない店主と、デモに拍手する若者たち。やがて起こったパンデミックにより、食堂も大きな影響を受ける――。実直な語り口により故郷に暮らす市井の人々の心情を描き出した、監督の長編デビュー作。(INT)
【監督のことば】『日泰食堂』は私が生まれた小さな島、長洲にある質素な食堂について描いた、私の初の長編ドキュメンタリーだ。主人公は、血のつながりはないが、深い思いやりと結びつきで、互いの面倒を見合い、家族となることを選んだ人たち。自分たちを取り巻く世界が変化する中、ともに築いてきたものを保ち続けようとする人たちだ。
本作は、よくありがちな香港の物語ではない。私が描きたかったのは静かで温かく、漁村の精神にあふれた側面だ。心地よく、地に足がついた日常生活が営まれている場所を描きたかった。
映画の中で、「同じ所に長くいる者は、魂の一部もそこにある」と語った人がいる。このドキュメンタリーを見る人が、そういう思いを感じ取り、長洲のことを少しでも心に刻みつけてくれることを願う。
冼澔楊(フランキー・シン)香港出身。現在はドキュメンタリー映画監督として台湾に在住。国立台湾芸術大学を卒業し、絵画からビデオアートおよびドキュメンタリー映画制作に転向。故郷、ジェンダー、帰属などのテーマを掘り下げる作品を制作している。『日泰食堂』は、初の長編ドキュメンタリー。
