English

終わりなき夜

Rising Up at Night
Tongo Saa

コンゴ民主共和国、ベルギー、ドイツ、ブルキナファソ、カタール/2024/リンガラ語/カラー/DCP/96分

- 監督、脚本、撮影:ネルソン・マケンゴ
編集:イネケ・ファン・ワイエンベルヘ
録音:フランク・モカ
音楽:バオ・シソコ、ワウター・ファンデナベーレ
製作:ローザ・スパリヴィエーロ、ダダ・カヒンド・シク
共同製作:フロリアン・シェーヴェ、ミシェル・K・ゾンゴ、 マリー・ロジエ、サミュエル・フェラー、イザベル・クリスティアンス
製作会社:Twenty Nine Studio & Production、Mutotu Productions
共同製作会社:Film Five、Diam Production、Auguste Orts、Magellan Films、RTBF
配給:Square Eyes

コンゴ、キンシャサ。洪水に襲われ、街の半分は水中に沈み、人々は家の中にまで入り込んだ水をかき分けながら暮らしている。丘の上から見渡す風景にも、首都にふさわしい明るさはない。街に光をもたらすはずの電気ケーブルが盗まれ、闇が街を覆ってしまったからだ。あとはもう神に祈りを捧げる他はない。闇の中、祈りの音楽が湧き上がり、人々は神を讃え、歌い踊り、陶酔に身を委ねる。しかし、新年の喜びは、感電死した男性の葬いの悲しみに変わる。夜明け、子どもたちはカヌーに乗せられ学校に向かう。水の上で、そっと微笑む子どもたち。(AK)



【監督のことば】コンゴはキンシャサの労働者階級の居住区の奥深く、終わりのない夜の瓦礫の不条理さの中へ足を踏み入れてみよう。ここは私と同年代の若者たちが、一日一日を生き延びなければならないがために夢を見ることを諦める場所で ある。ここで私は、この国の独立以来、私たちを「待機」状態、言い換えれば奴隷状態に置き続けてきた政治的約束に対する不信感、さらには無関心を露呈した人々の目という目を撮影する。私は、21世紀の人口統計の混乱の中に埋もれ、国家と国民のアイデンティティの構築が一種の夢、すなわちユートピアとして残っている未完成の都市、キンシャサの物語を語ろうと思う。一方、人々は暗闇、すなわち個人的かつ集団的な影に対抗するために、個々の啓発の問題をどうにかしようとしている。同時にキンシャサの人々は、光の問題を再び発明し、個人的かつ集団的なアプローチで暗さや闇に対抗する戦略を開発している。これらすべての中にある美しさが何かと言うと、自己啓発だと言えるだろう。


ネルソン・マケンゴ

映画、現代アートとして作品を制作する映像作家。短編ドキュメンタリー『Nuit debout』(2019)はアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(IDFA)で2019年度最優秀短編賞を受賞し、世界中の100を超える映画祭で上映され、英国映画協会から2020年の「最高の映画50本」の最優秀作品賞にノミネートされた。『E'ville』(2018)は2019年のヴィデオブラジル・ビエンナーレでシャルジャ芸術財団賞を受賞。近年、監督としてアルジャジーラやメタ社と協力関係にあり、複数の映画祭の審査員を務めている。サンダンス・ドキュメンタリー映画プログラムフェローおよびインスティテュート・ドーハ映画インスティテュートフェローを担う。本作が初長編ドキュメンタリーとなる。