English
[パレスティナ、イギリス]

ダンシング・パレスティナ

Dancing Palestine

パレスティナ、イギリス/2024/アラビア語、 英語/カラー、モノクロ/DCP/37分

- 監督、撮影、編集、音響、製作:ラミース・アルマッカーウィー
撮影:グレース・ロン・ヨン・ユー、アン・リー、キーラン・ジョウ、シモン・エミリオ・グティエレス、ダー・ディン、イェッシュ・ジャン
提供:ラミース・アルマッカーウィー

「ダブケ」は、生活と労働から生まれた民族舞踊だ。住む土地を奪われ、世界中に離散し、アイデンティティの消滅の危機に瀕しているパレスティナの人々を結びつけるよりどころにもなっている。彼ら一人ひとりの身体に宿る音楽とステップは、パレスティナの歴史と文化を継承し、誰にも奪われず、誰も独占することはできない。ダブケの鼓動は、彼らを瓦礫と犠牲の物語から解放し、人生を愛し祝う。大地を蹴る力強いリズムと静かな語りが、「今もあり続ける」パレスティナの姿を示す。(OM)



【監督のことば】パレスティナの話と言えば、ナクバ――イスラエル国家が建設された1948年、少なくとも70万人のパレスティナ人がパレスティナから追い出され た“大災厄”――以降について、または入植者がらみで語られることが多い。パレスティナとパレスティナ人は国家と国民というよりは、象徴となったのだ。パレスティナには豊かな文化や歴史があることが忘れられている。ゆえに『ダンシング・パレスティナ』では、パレスティナの物語を、民族舞踊ダブケを通して語っている。ダブケはパレスティナの政治的アイデンティティの主要な要素であるが、パレスティナ人が存在している証しでもある。パレスティナ人が生き延びることが望まれていない世界の中で、この映画は究極的にはパレスティナ人への、彼らの抵抗への、断固として生きようとする彼らへのラブレターなのだ。


- ラミース・アルマッカーウィー

ニューヨーク大学アブダビ校で、映画とニューメディアを専攻して文学士号を、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで実践クリエイティブ・ドキュメンタリーを専攻して芸術修士号を取得。アイデンティティ、パフォーマンス、集団的・個人的記憶、青年の成長物語に焦点を当てた、ドキュメンタリーとフィクションが交錯した映画制作に関心を持つ。オープンシティ・ドキュメンタリー映画祭、エステティカ短編映画祭、シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭、ドクフェスト、ブラックスター映画祭、ウッドストック映画祭などで作品が上映されている。最新作『ダンシング・パレスティナ』は2024年シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞を受賞。